2022年6月4日(土)に、青葉画荘美術部「墨運堂 絵墨で絵を描いてみよう」を開講しました。講座の様子をご紹介します。
【6月4日 青葉画荘美術部 カリキュラム内容】
●水分量による濃淡の違いを見ながら、全18色のカラーチャートを作ってみよう ●にじみ、ぼかしをやってみよう ●霧吹きを使ってみよう ●絵墨でぬりえを塗ってみよう
【水分量による濃淡の違いを見ながら、全18色のカラーチャートを作ってみよう】
絵墨は、水を含ませた筆で色を溶かしだして使う書画材です。
溶かしだす前の状態は、このように真っ黒な墨色をしていて、名前の表記がなければ何色なのか判別するのはなかなか難しいです。
受講生さんには、加えるお水の量を意識しながら、絵墨の色幅の広さを実際に体験していただきました。
(カラーチャート作りに使用しているのは、青葉画荘の画材スタンプです)
【にじみ、ぼかしをやってみよう】
綺麗なお水で濡らした紙面に、溶かしだした絵墨の色をたらして、色の拡がりを見てみました。 拡がり、色が薄くなっても、端までしっかりと色が出るのが絵墨の魅力です。 紙の種類や紙の濡れ具合、絵の具の水分量によっても、にじみの表情は変わります。
【霧吹きを使ってみよう】
絵墨で色を塗って、半乾きの状態で、お水を入れた霧吹きを吹くと、このような星空のような表現ができます。 タイミングと霧吹きでかけるお水の量がポイントです。
【絵墨でぬりえを塗ってみよう】
今までの色遊びを踏まえて、ぬりえを塗ってみました。
みなさん、それぞれ好きな色で塗られていますが、絵墨はトーンが揃っているので、作品がまとまって見えますね。 絵墨はマスキングも使用できますので、ぬりえでは、ハートの模様にマスキングを使用して白抜きしてみました。 「色が薄くても綺麗」「想像していたよりも透明感がある」など、実際に触ってみることで、絵墨の良さや楽しさを感じていただけたようで、良かったです。
「墨運堂 絵墨で絵を描こう」にご参加いただいた皆様、ありがとうございました。 次回の青葉画荘美術部は8月頃に開催予定。 ホームページやTwitterにてご案内いたしますので、よろしければご参加ください。 スタッフが画材を試してみた体験レポ・青葉画荘研究部「味わい深い色が楽しい 墨運堂 絵墨」はこちら
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